代表的な発達障害は大きく3つに分類され、それぞれ特徴は異なります。
【ASD(自閉スペクトラム症・アスペルガー症候群)】
- 人の気持ちを理解するのが苦手、抽象的な指示が伝わらない
- 興味のあることを一方的に話し続ける、表情や目配せを読み取るのが困難
- 臨機応変に対応できない、特定の物事に強いこだわりがあり進まない
【ADHD(注意欠如・多動症)】
- 物をなくすことや忘れ物が多い、人の話を一定時間集中して聞けないなど
- 予測や考えなしに行動してしまう、相手の話を待てないなど
- ケアレスミスが多い、単純な作業に飽きてしまう
【LD(学習障害)】
- 読む、書く、計算するなどの特定の分野の学習だけが極端に困難
- マニュアルを読んで理解するのが苦手、メモを取るのが難しい
など症状は様々ですが、自身では気づきにくい病気です。正確な診断のためには専門の医師や心理士による問診・面接・行動観察・検査などが必要です。